総合病院への就職

規模の大きな病院については、どんな情報が必要なのでしょうか?

看護師の免許を取得後、総合病院への勤務を希望している場合は、希望の病院が行っている奨学金制度を利用するという方法もあります。確実にその総合病院への勤務が約束されていること、また勤務から数年で返済が免除になるなど看護学生に有利な制度であることは確かです。資格の取得後、就職先として大きな総合病院を選び、実務経験を積むことを重点的に考えている方にはお勧めの方法と言えます。よく調べ、返済期間が短い、毎月支払われる奨学金の金額などを考慮して決めてもいいのではないでしょうか。病院によっては、貸与額を個人で設定できる場合もあります。奨学金は、准看護師においても利用できる制度です。正看護師を目指すうえで必要な学費を支援してもらえることがあるのです。なので、准看護師の転職については強み味方にあることは間違いなさそうです。

奨学金の内容は
貸与額 月10万円 内訳 育成費6万円 研究費4万円
貸与期間 育成施設で定める就学期間
返済 育成費 貸付期間当院に在籍した場合は免除 研究費 最終貸付の翌月より返済(4月給与より)
貸付方法 原則、当月分を毎月末日までに金融機関へ振込み

※研究費の貸与額、貸与期間は個人で設定可能です。
※年5%の金利を付します。(ただし、当院に1年以上勤務した場合は免除)
※各養成所限度額がある場合は、養成所が規程した額となります。

奨学金を受けるまでの流れとしては、

1.電話やメールにて問い合わせ。就職説明会などへの参加
2.インターンシップ、病院説明会、個別での見学
3.看護学生奨学金制度規程配布
4.電話で奨学金面接申込み。面接日調整
5.必要書類の提出
6.書類選考、面接、作文
7.合否通知(郵送)
8.必要書類の提出(通知から14日以内)
9.奨学金貸与開始

出典 国際親善総合病院ホームページより

奨学金の申込みの手続きまでには、参加しなければならない説明会なども含まれます。それを逃してしまうと、必要書類の配布がないなど注意しなければならないこともありますので、参加が必要なものについて日程の調整は確実に行うようにしましょう。申し込みに必要な書類は、その病院ごとに違いがあるため、複数の奨学金の面接を受けたいと考えている場合は注意が必要です。そして、重複して合格してしまうと後で事務手続きが大変になることも考えられるため、辞退などをする必要がないように考えるようにしましょう。自分で揃えられる必要書類と、説明会に参加した時に配布される必要書類があります。両方がそろって初めて申込みが可能になるため、積極的に説明会やインターンシップに参加しておくといいでしょう。わからないことは直接問い合わせをして、奨学金に対する理解を深めておきましょう。

奨学金の面接については、各学校で1か所しか受けられないようセーブしている場合も考えられ、先生や保護者と相談して決めるなど独断で動くことはないようにしましょう。確実にキャリアを積むという意味で、たくさん先輩看護師がいる病院への就職を希望する、または卒業生の多い病院への勤務を希望するなど、明確な意思がある場合は奨学金を受ける先に迷わずに済みます。いくつかの病院と提携して奨学金を紹介している場合などは、条件をよく精査して考えるといいでしょう。資格取得後、確実に看護師として働ける場所の確保について、このような方法もあるということを覚えておけば、それ以外の方法で自分が就職したいと考える病院や医療機関を探して就職することになります。道に迷わない自信があれば問題ありませんが、すぐにキャリアをスタートさせたいと考えている方は熟考してみましょう。

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